Q6:過払い金返還請求をすると二度とローンが組めなくなりますか?
A: 一生ではありませんが,今後7年間は難しいと考えてよいでしょう。
消費者金融,クレジット業者に対して過払い金の返還請求をした場合,個人信用情報機関に事故情報(ブラックリスト)として登録されることになり,登録されている間はローンなど新たな借金をするのは難しくなります。
破産したわけではないのに不思議ですね。
それは,消費者金融側の帳簿で,貸金が残っているような場合,利息制限法所定の利率で引き直し計算した結果,貸金を消去する会計上の方法として,一般的に次のような仕訳を行います。
(借方)貸倒(引当金) (貸方)貸金
このように,会計上の処理と法律上の構成との間にズレがあるために,ブラックリストに載ってしまうことになるのです。
従って,ブラックリストに載るのを避けるのであれば,一旦,諸費者金融が計算した借入金を返済し,その後,過払い金の返還請求を行うという方法がよいでしょう。
もっとも,借入れができなくなったとしても,これまで,債務(借入金)で苦しんできたのですから,二度と借入を行わない決心をここでした方がよいでしょう。
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